投稿者 Soro 日時 2001 年 5 月 10 日 00:15:07: [DG-001090]
うちの祖母様が「パワーヘルス」なる健康器具の購入を
考えていたことが発覚。
パワーヘルスのパンフ＆案内を入手できたので、
よく読んでみるとlol・・・・・
ツッコミ所万歳過ぎてなんとも。
ネタだと思って赤ペン先生してみてください(笑)
表紙
〜寝ながらできる健康保全と療法〜
「パワーヘルス」PH-4500B
生体・電子医療機器
発明特許番号(+)25%(-)75%の電子第2609574号
頭痛、肩こり、慢性便秘、不眠症に よい
大切なお身体をお守りします
P1
パワーヘルスの効果
お父さんの肩こり・頭痛に
お母さんの頭痛・慢性便秘に
おとしよりの不眠症・肩こりに
お嬢さんの頭痛・慢性便秘に
（寝ながらできるものぐさ療法）
●腰に当てるだけ
●健康は快眠から
睡眠は最良の疲労回復の方法でありたいせつな健康復活の活力である
●ものぐさ使用法
パワーヘルスは、通電マットをお布団の上に置くだけで
手軽です。睡眠時間を利用するので、時間の無駄がありません。
コンセントにさし込むだけ アンペアに無関係で電気料もわずか月100円です。
だから、忙しい人でもパワーヘルスを使用すれば
手軽に、無駄なく、効果的に健康を守ることができます。
P3
（パワーヘルスの生体電子及び原理と理想的な自然）
自然から自動的に受け入れる電子
新鮮な空気の中にある電子はマイナス電子約75%、プラス電子約25%です。
良い食物の中に含まれている有機体の電子はマイナス電子約75%、プラス電子約25%です。
年齢によって、生体電子の保有圧力は変わる
生体保有電子圧
青年：約４．５ボルト
中年：約３ボルト
老年：約２ボルト
健康体での電子の割合は、マイナス 約75% プラス 約25%です。
（パワーヘルスの基本原理）
生体電子の圧力は健康な青年は強く老年になるほど弱くなっていきます。
体力の低下や疲れは、このバランスの崩れが大きな原因の一つです、
パワーヘルスは正常に近ずけるために、青年のもつ活力の約千倍に高めた
生体電子を良い空気そして理想的な食物に活力ある青年の成長エネルギーを原点に
エレクトロニクスによるコンピュータを内蔵して完成した医療機器であり健康保全機です。
（4500ボルト マイナス75%、プラス25%の電子が通電致しますが電流はありません。）
P4
手軽にご使用できます ＊御家庭のコンセントからそのまま使用できます。アンペアには無関係です。
＿＿＿＿＿掛け布団＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿人＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿敷布＿＿＿＿＿＿＿
＝＝＝＝＝通電マット＝＝＝＝
＿＿＿＿＿敷布団＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿マットレス＿＿＿＿
＝＝＝＝＝絶縁シート＝＝＝＝
＿＿＿＿＿タタミ又はベッド＿
パワーヘルスは夜寝て使用するのが基本です。
＊電気料は１ヶ月約100円です。
＊本体：高さ２６cm 、巾３９cm、奥行２０cm、重量5kg
＊通電マット、絶縁シートは消耗品に付き、ていねいにご使用ください。
＊通電マットは消耗しますので、３年から４年の間に新品と交換してください。
＊生産賠償責任保険付
（通電のしかた）
最初の１０日間は、１時間以内、次の１０日間は、３時間以内、さらに次の１０日間は、８時間以内で通電、
終了しましたら自由に希望する時間を選択していただいて差し支えありません。
価格 一人用セット ２９万円
総販売元株式会社ヘルス 住所：＊＊＊＊＊＜お情け(笑)
さてさて、こんなやりとりがあったみたいです。
http://cocoa.2ch.net/body/kako/977/977243143.html
作ってる所はここですね。
http://www.ome.or.jp/industry/page/co/00105.html
ええと、住所が山の中のような気がするんですけど・・・まぁおいときましょう。
このマッスィィンですが特許取ってますね。調べてみませう。（こっちも赤ペンしてもらえるとありがたいです）
http://www.ipdl.jpo.go.jp/Tokujitu/tjbansaku.ipdl
特許・実用新案広報DB＞文献種別 B 2609574
発明者は 古谷 久 氏 ですね（しらん）
はてさて、なにやらアヤシゲな回路図が・・・
いやそもそも回路図として成立してますかコレ？＜通電マットとか
引用〜
[0002][従来の技術]
従来の高圧交流による電位治療器は、
例えば、特開昭58-146361号広報記事のように、
生体を高電圧に置くことにより、イオン効果を促進し、
かつ交流電圧の生電圧による興奮作用と負電圧による鎮静作用を生体に与えることにより
生体の新陳代謝を旺盛にし、生体各部の機能を正常化することを目的とした治療器である。
・・・・謎な。
ちなみに、特開昭58-146361 これね
http://www.ipdl.jpo.go.jp/Tokujitu/tjbansaku.ipdl
特許・実用新案広報DB＞文献種別 特許公開:A S58-146361
これ登録してるのも古谷 久 氏（誰？）
ざーっと読んで見ると、上記の生体を高電圧下に置く装置を作るにあたって
なんか特許取ってるみたいですが。理論は謎に包まれておりまふ。＜通電マットとか(違)
とりあえずこのマッスィィンの特許の話に戻りまして、
引用
[0003][発明が解決しようとする課題]
前記した従来の技術は、高圧交流出力の正・負の電圧の波高値の比率が不特定かつ不明確であり、
健康な生体内に存在する正負イオンの理想的比率（正２５％対負７５％）
すなはち、高圧交流の正電圧と負電圧との波高値比率が１対３に合致しないため、
治療効果の有効性と即効性に欠け、かつ拒絶反応が出やすいと言う問題点があった。
[0004]また上記問題点の他に〜〜もうたくさんなので省略(屍)〜〜
[0005]この発明は、前記した各問題点を除去するために、
電位治療器の高電圧交流出力回路にダイオード、抵抗を組み込んだ正電圧ブリーダ回路を設け、
かつこれらの回路要素のうち抵抗の抵抗値を適正に選択することにより、
正電圧と負電圧との〜〜
まぁ、前の自分の発明はダメっぽいから改良(？)するところに特許とってるんですかね。
引用
[0009][実施例]
〜交流高電圧を生体に導電マットｍで印加して治療を実行する電位治療器を〜
・・・・印加？ぐんにょり
追い討ちするかのごとく、
上記パンフにこのよくわかんない説明からはしょって引用＋コピーの特許証（？）
が添付されてたりして老人の頭を惑わすわけです。はい。
そんなこんなでSoroの祖母様を惑わす「パワーヘルス」をやっつけてください。